NHK連続テレビ小説『おむすび』で主演を務める橋本環奈の演技が話題を集める一方で、男性キャラクターたちへの評価が芳しくないことが注目されています。特に、過保護な父親や幼馴染の行動が視聴者の苛立ちを引き起こしているようです。
父親の過干渉に対する批判
物語の中心にいるのは主人公・結(橋本環奈)で、彼女の家族や周囲の人々との関わりが描かれています。その中でも父親・聖人(北村有起哉)の存在が、たびたび物議を醸しています。聖人は家族に対する過度な干渉で知られ、結に対しても過保護すぎると視聴者からの不満の声が高まっています。
最近のエピソードでは、結が友人たちと外出する際に父親が駅まで迎えに来たことに対し、結が「信じられないのか」と怒りを露わにするシーンが描かれました。さらに、聖人が結の姉である歩と比較するような発言をしたことで、結は傷つき、涙ながらに家路を急ぐという展開に発展します。
このような過干渉な描写に対して、視聴者からは「過保護すぎて見ていて辛い」「娘を信じてあげてほしい」という批判的な意見が多く寄せられています。また、聖人の行動によって、物語の中で彼の評価がどんどん下がっていることも指摘されています。
幼馴染の行動も視聴者の不満の的に
さらに、結を影から見守る幼馴染・陽太(菅生新樹)の行動も視聴者の反感を買っています。あるエピソードでは、陽太が結と彼女の友人たちのパラパラダンスの練習を偶然目撃し、それを「無理やりやらされている」と誤解します。その後、彼は毎週のように結を影から監視するようになり、ついには結を守ろうとするあまり、彼女の父親の前で突然「俺たち付き合っている」と嘘をつく場面が描かれました。
この唐突な"彼氏宣言"は、多くの視聴者に「ストーカーっぽい」「無理がありすぎる」と不快感を与え、ネット上でも批判が相次ぎました。
特にSNS上では、「陽太も父親も過保護で、見ていてかなり面倒くさい」「ギャルパートの面白さよりもストレスが勝っている」といった意見が見受けられます。物語の進行にともなって男性キャラクターへの不満が増し、彼らの行動がドラマ全体の評価を下げているとも言えるでしょう。
視聴者の期待を裏切る展開
『おむすび』は、元ギャルの栄養士がさまざまな困難をギャル魂で乗り越えるというストーリーがベースになっていますが、ここ最近の展開は視聴者の期待を裏切るものになっています。特に、男性キャラクターの行動が物語を重苦しくしていると感じる人が多く、結の苦悩に対する共感が広がりにくい状況にあります。
現在、多くの視聴者が「伝説のギャル」と呼ばれる結の姉・歩(仲里依紗)の登場によって、物語が再び盛り上がることを期待していますが、そのタイミングがいつになるのかは不明です。ドラマの今後の展開次第では、男性キャラクターの描かれ方が見直される可能性もありますが、それまでは厳しい批判が続くかもしれません。
まとめ
『おむすび』は、ユニークな設定や橋本環奈の魅力的な演技で注目される一方、男性キャラクターたちの描写が物語の進行を重くし、視聴者からの批判を浴びています。特に、過保護な父親と、唐突な行動を見せる幼馴染が物議を醸しており、物語全体に対する評価が低下している状況です。今後の展開でどのようにこれらの問題が解決されるのか、注目が集まります。